うみのしずく

マリンアクアリウムという、海から飛び出た小さな世界を日々愛でています。

鴨川シーワールドのトロピカルアイランド

家族4人で久しぶりの鴨川シーワールド(通称「鴨シー」)へ。

シャチで有名な鴨シーですが、ここには私が好きな展示があります。
それは「トロピカルアイランド」。

館内に入ると南国の浜辺のようになっています。

浜辺のような展示。ヤシをはじめとする本物の南国の植物が植えられています。

そこからだと水中の魚たちは見えないものの、順路を辿ると海(水槽)の断面が見れるようになっていて、たくさんの南国の魚たちやウミガメが姿を現します。

横から見たところ。トビウオもいます。残念ながらここのサンゴは全て作り物です。

他にも、上からクマノミやイソギンチャク、シャコガイ等を上から眺めるタイドプール水槽や、
観客の足元よりもさらに下に続く深さのある水槽など、
見やすさより、自然に近い、心地の良い見づらさのある展示が好印象です。

タイドプール水槽。水流皆無。こんな水流のない状態でもイソギンチャクやシャコガイが飼育できるもんなんですね。

なお、少しではありますが、本物のサンゴも展示されています。
マリンアクアリストの自宅水槽をちょっと大きくしたような程度ではありますが、綺麗です。(カーリーも多いです)

アクアリウムショップでお馴染みの魚やサンゴたちですが、綺麗です。
いい感じにカメラに収まるキイロサンゴハゼ

そんなトロピカルアイランドですが、有料のツアー「水族館まるごとウォッチング」(事前予約制)に参加すると、その裏側を見ることもできます。

水族館のバックヤード、搬入後や治療中の魚をトリートメントするエリアの扉を開けると、普段は見られない、飼育員のアングルでトロピカルアイランドを拝めます。

バックヤードから見たトロピカルアイランド

個人的にイチオシのエリアなので、その裏側を見れたのは非常に有難い経験でした。

名古屋港水族館のアース(鴨シー出身)が今月亡くなり、国内にオスのシャチはいなくなってしまいました。
ワシントン条約の制限もあって、あと数十年もしないうちに国内の水族館でシャチが見れなくなるのかもしれません。

シャチが目玉の鴨シーにとって良くない流れだと思いますが、
トロピカルアイランドをはじめとする素晴らしい展示もあるので、今後も長く人々を楽しませてもらいたいものです。


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“鴨川シーワールドのトロピカルアイランド”. への1件のコメント

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